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白馬岳 (猿倉から往復/日帰り) 

2008年8月にテントを背負って大雪渓を登ってから、このコースを登るのは実に10年ぶり。
白馬岳山頂を目指すのは今回で4度目になるけど、今まで一度だって山頂からの眺望を楽しめた事はありません。
結果的には今回も以前同様、山頂からは旭岳や杓子岳さえもその奇麗な姿を見る事は叶いませんでした。
決して自分でも強がりや負け惜しみを言う訳でもなく、悔しいとか残念とかいう感情は湧いてこなかったのが不思議なくらい。
雪渓を歩けた事、ウルップソウやツクモグサ、キヌガサソウがちゃんと待っていてくれた事、
山頂を覆うガスの景色だって山を登った実感を味わうには、僕にとって十分すぎるほどでした。

登った日:2018年6月25日   天候:晴れの時々曇り

2018白馬岳 (8)


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午前4時40分に登山開始。駐車場から見えた山頂は少し霞んでいたけど、なんとか確認する事は出来ました。
登山届は予めインターネットで届け出ているので、登山ポストのある猿倉荘の前は素通りして林の道に入ります。
2018白馬岳 (1)




林の中を歩き始めてすぐに林道へ出ます。道の両側にはタニウツギの花が沢山咲いていて、なんだか歓迎されてるようで嬉しい。
中でも、まだツボミのものは特に色鮮やかで目を惹きます。
2018白馬岳 (2)




車が入ってこられる広さの林道終点からは細い登山道になり、
少し進むと道の両脇にはサンカヨウやニリンソウなどの花が見られるようになってきました。
そしていきなりキヌガサソウが道のど真ん中で待ち構えていたのには、さすがにビックリ!
2018白馬岳 (3)




白馬尻小屋までは花が楽しめるのは予備知識として入っていたけれど、これ程たくさん咲いているとは思ってもみませんでした。
2018白馬岳 (4)




およそ登山開始から1時間ほどで白馬尻小屋に着きました。営業はまだしてなさそうです。
ここからいよいよ雪渓歩きが始まるのでアイゼンを取り出して準備。
2018白馬岳 (5)




雪の上は少し涼しいかなと思っていたけど、長袖に半そでシャツを上から重ね着した服装でちょうどよい。
この時間はまだ雪の表面がクラストしているので、アイゼンの爪がサクサクと小気味よく刺さってくれます。
2018白馬岳 (6)




この辺は三合尾根のあたりでしようか。上から崩れて転げ落ちてきた石が川の流れのように筋を描いています。
全然規模が違い過ぎるけど、新婚旅行で訪れたユングフラウヨッホのアレッチ氷河を思い出します。
2018白馬岳 (7)



下の方からもずーっと見えていた天狗菱が大きく見えだします。雪と空と雲と岩と緑のコントラストが堪りません。
この景色が見れただけでも今回の山行目的の6割は達成できた感じさえします。
2018白馬岳 (9)




左側から岩の崩れる音がガラガラとひっきりなしに聞こえて気になります。
2018白馬岳 (10)




石室跡付近で夏道に上陸してアイゼンを外します。着けたり外したりが面倒。
2018白馬岳 (11)




雪融け後の草地にはシナノキンバイやミヤマキンポウゲなどの黄色い花が目立ちます。
2018白馬岳 (13)




小雪渓で再びアイゼンを装着。避難小屋付近までの雪渓トラバースは道がつけてあるので安心です。
途中立ち止まって大雪渓を見下ろします。高度感が気持ちいい!
でも、滑落したらどこまでも滑っていきそうで、途中の岩に激突して大ケガは免れそうにない。
2018白馬岳 (14)




雲の流れが雪の上に影を落として、色んな模様を描いている。見ていて飽きる事はありません。
2018白馬岳 (15)




小雪渓を渡り終えると一面花畑が広がります。やっと、と言う感じで白馬村営頂上宿舎も見えてきました。
2018白馬岳 (16)




今回お目当てのウルップソウにもご対面。
小雪渓の向こうに杓子岳がぼんやり見えています。
2018白馬岳 (17)




道から遠く離れた所ではハクサンイチゲの群生も、あちらこちらで見られました。
2018白馬岳 (18)




頂上宿舎から一気に稜線に出ると白馬山荘と山頂が見えます。
西からの風が冷たい。雪融けの湿った空気が西風に冷やされてガスが沸き上がる様子がよくわかります。
2018白馬岳 (19)




白馬山荘から頂上に向かう途中でもお花畑は続きます。やはり風が強くて冷たい。
2018白馬岳 (20)




山頂直下でツクモグサ。もう少しで花が開きそう。
2018白馬岳 (21)




山頂に着いたものの眺めはやはり望めませんでした。
2018白馬岳 (22)




山頂滞在およそ5分。ランチ休憩も無しにすぐさま下山します。
2018白馬岳 (23)




ハクサンイチゲと旭岳。
2018白馬岳 (24)





振り返って名残を惜しむ。
2018白馬岳 (25)




白馬鑓ヶ岳はとうとう最後までご対面とはなりませんでした。
2018白馬岳 (26)


白馬村営頂上宿舎まで戻って、風を避けられるベンチを見つけてランチタイム。
30分ほどのんびりしてから、この梅雨の時期にこれだけの天気を恵んでくれた白馬の神様に感謝しながら猿倉へと下山しました。










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thread: 山登り | janre: 趣味・実用 |  trackback: 0 | comment: 11 | edit

コメント

中ノ俣さん今晩は!

白馬を日帰りとは!
僕的には思いつきもしませんでした。

この季節には登ったことはないです。
花がきれいでいいですね!

>今まで一度だって山頂からの眺望を楽しめた事はありません。
白馬岳は中ノ俣さんが好きなんですよ!
また来てねって。(^^;

僕も白馬岳山頂は4度踏んでいます。
山頂からの素晴らしい絶景をどうぞ!(^^;
http://decoching.blog.fc2.com/blog-entry-89.html

mont-denden #- | URL | 2018/06/28 20:27 * edit *

mont-dendenさん、コメントありがとうございます(^o^)


> 白馬岳は中ノ俣さんが好きなんですよ!

僕も白馬岳周辺は好きなので、相思相愛って事になりますね。(^^)

mont-dendenさんの過去レポ、1日目から4日目まで全部拝見しました。
中でもクライマックスの三国境から朝日小屋まではやっぱりいいですね~。
僕も一昨年に歩きましたがやっぱり雨に降られてしまいました。
それでも百花繚乱の花だけは確認できましたが、いつかは晴れた日にもう一度歩いてみたいと思っていますよ。
フィニッシュが登りと言うのは、ちと辛いので今度は逆コースから(^^;)

中ノ俣 #Y2kgqtPU | URL | 2018/06/29 21:11 * edit *

こんばんは、中ノ俣さん!

猿倉から白馬岳日帰りって、いったい…(^^;
私的には無理です、中ノ俣さん、凄すぎ。
でも、普段は人が多い白馬周辺が静まり返って、心ゆくまで山に触れることができたのではないでしょうか?
素敵な時間が過ごせましたね(^^

そしてお花達がちゃんと待っていてくれて、よかったですね!
ツクモグサは上品なクリーム色でお嬢様感満載だし、ウルップソウは相変わらずの存在感(笑)
私も次のお花畑目指して、頑張るぞ~!

悠 #- | URL | 2018/07/02 00:18 * edit *

悠さん、コメントありがとうございます(^o^)

トップシーズンの大雪渓は蟻の行列のように混みあいますけど
この時期は数えるほどしか人が歩いていませんでした。
平日と言う事もありましたが、白馬らしからぬ静かな山歩きが出来ましたよ。
山頂が張れていれば満足度100パーセントだったんですけどね。
ウルップソウもそうですが、大好きなキヌガサソウがたくさん見られたので頑張った甲斐があります。

夏休みに入る前にもう1座、花が沢山咲いている山へ登りたいんですけど
週末にお天気と相談しながら予定してみます。

中ノ俣 #Y2kgqtPU | URL | 2018/07/03 20:38 * edit *

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

# |  | 2018/07/04 08:00 * edit *

こんにちは。
見事な雪渓と高山植物ですね。

サンカヨウ今年は会えずじまいでした。

素敵な景色を見せていただきありがとうございます。

のりっぺ #- | URL | 2018/07/06 18:42 * edit *

のりっぺ さん、コメントありがとうございます(^o^)

白馬尻小屋がまだ営業を開始していないこの時期は雪もまだまだ豊富でした。
サンカヨウは登山口付近ではすでに実をつけていて
白馬尻小屋が近づくと群生も見られて嬉しかったですよ。

梅雨から梅雨明けの頃は高山も花咲きラッシュですから
色んな花を全部見るという訳にはいきませんよね。
今年見損ねた花は来シーズン見られるといいですね。

中ノ俣 #Y2kgqtPU | URL | 2018/07/08 09:44 * edit *

おはようございます。
訪問ありがとうございます。
いろんな高山植物がみられて嬉しいです。
その高山植物を一つ一つンが召させていただ来ました。
素晴しい絵をありがとうございます。

さゆうさん #- | URL | 2018/07/10 06:34 * edit *

中ノ俣さん、こんにちわ。入院後の海外旅行でしたが、体調に変化も無く快調でした。
無事に帰国&帰宅することができました。
2千メートル~3千メートル近い山々は北海道では体験できないものです。
山の景色も全く異なりますね。私の通う仁頃山の常連さんの中には本州の山もたくさん登った人が何人かいますが、私自身は今のペースで十分満足しており、そちら方面の山へは多分行かないでしょう。
代わりに中ノ俣さんの登山記で楽しませていただきます。^_^;

野付ウシ #- | URL | 2018/07/10 18:47 * edit *

さゆうさん、コメントありがとうございます(^o^)

さゆうさんのブログ、いつも素通りですみません(^^;)
ブログタイトルの“道東”につられて時々お邪魔してました。
写真、お褒めいただきありがとうございます。
これからもちょくちょくお邪魔しますのでよろしくお願いいたします。

中ノ俣 #Y2kgqtPU | URL | 2018/07/12 19:59 * edit *

野付ウシさん、コメントありがとうございます(^o^)

海外旅行からお戻りになられたんですね(^^)
随分長いご旅行でしたね。
ゆっくり静養できましたか?
これからも山登りも続けられるご様子ですが
無理をしないでマイペースでお楽しみください。
北海道の四季折々のお便り、いつも楽しみにしていますよ(^o^)

中ノ俣 #Y2kgqtPU | URL | 2018/07/12 20:06 * edit *

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